概要
IoT技術に関する試験です。基礎、中級、上級があり、基礎、中級はマークシート式です。
合格率も合格点も公開されていませんし、問題集もないので、ちょっと勉強しづらい試験になります。
試験問題
試験問題の範囲は公式サイトに記載されています。
また、公式テキストがあります。
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分量が結構あるので、漫然と読んでいるとなかなか大変です。センサ・アクチュエータ技術と通信方式、IoTデータ活用技術辺りの割合が多いとHPにも記載されているので、
割合が大きいところを優先的に勉強したほうが良いです。
センサ・アクチュエータ技術のキーワードは各センサの種類・原理、ADコンバータ、GPIOなどのインターフェースです。
通信方式は、電波の特性、無線LAN、RFID、IoTエリアネットワーク、メッシュ型などのネットワークトポロジ辺り。
IoTデータ活用は、機械学習、統計解析、データ加工、ディープラーニング辺りになります。
雑感
すごい難しい試験という訳ではないですが、そこそこ難しいのできちんと勉強したほうが良いです。あまり詳しくない範囲の内容も結構ありました。
あと、セミナーに行かなくても勉強すれば受かる気がしますが、いかんせん過去問がないので、KDDI財団のセミナーに二日間参加しました。従来は会場のみだったようですが、今年はオンラインでの参加も可能だったので、次回もオンラインがあれば関東以外の方も参加可能だと思います。
二日間あり内容が充実している、配布するテキストが詳しく書かれていてわかりやすい、多数の問題例があるということで、セミナーの満足度は高かったです。お金に余裕のある方は受けてよいと思います。
出題内容に関しては、Arduinoとかラズパイ、GPIOとかセンサ周りは元から分かっていたので苦労しなかったのと、機械学習周りもG検定で勉強していたので、特に難しくなかったです。
NoSQLとかHadoopといった大量のデータ処理をどうするか?といったあたりの知識が全くなかったので、その辺り新しく知った分野ですね。あと、CoapとかMQTTといったIoT向けのアプリケーションプロトコルも知らなかったので、覚えるように何回か読み返しました。
資格試験全体としてはIoTは本当に流行なので、知識を体系的に身に着けるのには良いと思います。
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