アナログ回路の勉強として、トラ技便りの勉強です。
電圧電流変換
回路後半の電圧電流変換について、こちらの補足の差動増幅回路の考え方がしっくりきました。aとb点の定義が「ABCDE」さんとCQ出版の方で逆なので、CQ出版側に合わせるとすると、
V1=-Rf/Ri(Vb-Va)+V2・・・①
Io=(V1-V2)/Rs・・・②
で、②式に①式を代入し、
Io=Rf(Va-Vb)/(Ri×Rs)となります。これとCQ出版側の記号に置き換えると、
Io=-R5(Va-Vb)/(R4×R8)となる。
ここに、CQ出版側の方の(3)式のVa-Vbを代入して、
Io=(R1+R2+R3)/R1・R5/(R4×R8)・(Vin+-Vin-)
として、抵抗の値から(R1+R2+R3)/R1=2,R5/R4=1で消すと、
Io=2/R8・(Vin+-Vin-)となる。Vin+-Vin-がV1とは逆相なので、電圧と位相が反対で、
2が出てくる分(a)の回答ではなく(d)の回答になる。
参考リンク
1)「高精度な電流出力計装アンプ」,CQ出版
シリコン太陽電池パネルの特性を測定 | CQ出版社 オンライン・サポート・サイト CQ connect
2)「電流出力アンプ(電圧-電流変換回路)の基礎考察」,ABCDEFG,
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejpes1990/122/1/122_1_26/_pdf
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